マイツール便利技

ED便利技<置換で文字列の長さを変える>


MWM編集局


 

マイツールのSHU命令は、条件に合うデータを検索して、一致したものを書き換えることができます。

しかし、文字列の長さそのものは変えられないので、全角の「データ」という文字列を、半角の「データ」に書き換えると、半角2文字分の空白が入ってしまいます。
また、「データ」という3文字の文字列を、「データは」のように4文字に文字数を増やすこともできません。

 

文字列の長さを変えるような書き換えは、ED命令の「置換」が便利です。

範囲指定と組み合わせて置換を行えば、列単位で文字列の置き換えができます。

・文字列を短くする置換

ここでは、全角の「データ」という文字列を、半角の「データ」に書き換える方法を説明します。

1.

文字列を置き換える表を読み出して、ED命令を実行します。

2.

[F1 範囲]から、[4: 列 ]を選択し、修正する列を指定します。

 

列選択を行わずに置換を行うと、文字列より右側にある列のデータがずれてしまいます。

表の文字列を置換する場合は、この例のように左寄せにして、改行マークが行端に表示されている状態で行ってください。

 

右寄せになっていたり、改行マークが表示されていない場合は、置換の結果、ケイ線や前後の行の文字が回り込むことがあります。

3. [F2 編集]から、[6:置換]を選択し、検索・置換する文字列を入力します。

ここでは、全角の「データ」を指定します。

4.

「置き換えは一度に行いますか」のメッセージで、「一度に‥Y」を選択します。

 

置き換える文字列をひとつずつ確認する場合は、「確認あり‥N」を選択します。

5. 「置き換える文字列は」のメッセージで、置き換える文字列を入力します。

ここでは、半角の「データ」を指定します。

6. [Enter]キーを押すと、指定した文字列を一度に置き換えます。


・文字列を長くする置換

ここでは、先ほど半角の「データ」に書き換えた文字列を、全角の「データ」にもう一度書き換える方法を説明します。

 

1.

[F1 範囲]から、[4: 列 ]を選択し、修正する列を指定します。

列選択の状態になっている場合は、修正する列の先頭行に、マウスでカーソルを移動してください。

2. [F2 編集]から、[6:置換]を選択し、検索・置換する文字列を入力します。

ここでは、半角の「データ」を指定します。

3.

「置き換えは一度に行いますか」のメッセージで、「一度に‥Y」を選択します。

 

4. 「置き換える文字列は」のメッセージで、置き換える文字列を入力します。

ここでは、全角の「データ」を指定します。

5. [Enter]キーを押すと、指定した文字列を一度に置き換えます。

 


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